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熱物性解析・構造解析

熱拡散率測定装置(レーザーフラッシュ装置)

レーザフラッシュ法熱定数測定装置

主な用途

固体材料の熱拡散率および熱伝導率の測定。

主な仕様

製造元:アドバンス理工(株)

対象材料 均質、緻密、不透明な固定材料
測定項目と温度 熱拡散率(RT~1900 ℃)
熱抵抗
試料寸法 直径φ10×厚さT1~3 mm
雰囲気 真空
解析 JIS R1611
等面積法(独立行政法人産業技術総合研究所)
ラプラス空間法(当社)
その他 石英インデックス型光ファイバによる加熱光の空間的均一化

主な特徴

  • 熱拡散率を1900 ℃に至る高温域まで測定可能です。
  • 熱伝導率は、熱拡散率とDSCおよび投下法カロリーメータによる比熱測定値を組み合わせることにより、室温~1800 ℃程度まで測定が可能です。

装置の説明図および写真

レーザーフラッシュ法熱拡散率測定装置の概略図
レーザーフラッシュ法熱拡散率測定装置の概略図
装置の外観(点線の内部に加熱炉があります)
装置の外観(点線の内部に加熱炉があります)
加熱炉の外観(加熱炉内部に試料をセットします)
加熱炉の外観
(加熱炉内部に試料をセットします)
セットされた試料の外観
セットされた試料の外観

実績・その他情報

レーザフラッシュ法は熱拡散率を広い温度範囲で測定することが出来る装置です。弊社ではこの装置を活用した各種解析法の研究も行っています。

1.積層材任意層熱伝導率解析積層材任意層の熱伝導率解析例として3層材第2層の熱伝導率解析結果を右図に示す。得られるものは第2層の熱拡散率、体積熱容量(=密度×比熱)およびビオ数である。熱伝導率は熱拡散率と体積熱容量の積により求められる。この際、第1層、第3層の熱物性値は既知であることが条件である。上記は第2層熱物性値の解析例だが、第1層でも第3層でも解析可能である。
また、この方法は基材表面に作製した膜(遮熱コーティング、耐酸化膜等)等の測定も可能である。

積層材任意層の熱拡散率測定:特許第3568271号

セットされた試料の外観
2.層間熱抵抗測定2層材の層間熱抵抗の解析例を右図に示す。この層間熱抵抗の解析においては、表面材および裏面材の熱物性値既知が条件である。

層間熱抵抗測定:特許第4252207号

セットされた試料の外観

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